【シングル向け】
順位/駅名/価格相場(主な路線/駅の所在地)
1位 青井 1950万円(つくばエクスプレス/東京都足立区)
2位 五反野 1980万円(東武伊勢崎線/東京都足立区)
2位 北綾瀬 1980万円(東京メトロ千代田線/東京都足立区)
2位 綾瀬 1980万円(東京メトロ千代田線/東京都足立区)
5位 小岩 2080万円(JR総武線/東京都江戸川区)
5位 志村三丁目 2080万円(都営三田線/東京都板橋区)
7位 氷川台 2199万円(東京メトロ有楽町線/東京都練馬区)
8位 西新井 2220万円(東武伊勢崎線/東京都足立区)
9位 お花茶屋 2280万円(京成本線/東京都葛飾区)
9位 京成立石 2280万円(京成押上線/東京都葛飾区)
【カップル・ファミリー向け】
順位/駅名/価格相場(主な路線/駅の所在地)
1位 新高島平 2780万円(都営三田線/東京都板橋区)
2位 西高島平 2789.5万円(都営三田線/東京都板橋区)
3位 見沼代親水公園 2941万円(日暮里・舎人ライナー・/東京都足立区)
4位 舎人 2980万円(日暮里・舎人ライナー/東京都足立区)
5位 足立小台 2990万円(日暮里・舎人ライナー/東京都足立区)
6位 竹ノ塚 3180万円(東武伊勢崎線/東京都足立区)
7位 柴又 3230万円(京成金町線/東京都葛飾区)
8位 京成高砂 3280万円(京成本線/東京都葛飾区)
8位 北綾瀬 3280万円(東京メトロ千代田線/東京都足立区)
10位 六町 3290万円(つくばエクスプレス/東京都足立区)
10位 谷在家 3290万円(日暮里・舎人ライナー/東京都足立区)
※11位以降(20位まで)は記事末に記載
シングル向け中古マンションの価格相場が最も安かったのは、つくばエクスプレス・青井駅で価格相場は1950万円。つくばエクスプレスで浅草駅まで約8分、秋葉原駅までは約14分で行くことができる。駅周辺は住宅地で、徒歩10分圏内に複数のスーパーやドラッグストアがある便利な環境。駅北側の「青井兵和通り商店街」には食料品店や飲食店が並び、毎月第4日曜の朝市で有名だ。朝7時の花火を合図に開催される朝市は1978年から続いているそうで、さらに2020年からは毎月第2土曜の16時より夕市の「まんぞく市」も開催されている。日ごろは静かな街も朝市や夕市のときは多くの人でにぎわい、お祭り気分で買い物や買い食いが楽しめる。

青井駅(写真/PIXTA)
2位には価格相場が共に1980万円だった、東武伊勢崎線・五反野駅と東京メトロ千代田線・北綾瀬駅がランクイン。まずは五反野駅について見てみよう。この駅に停車する東武伊勢崎線はほぼ日比谷線直通となっており、乗り換えずに日比谷線の上野駅や銀座駅、霞ケ関駅、恵比寿駅に行くことが可能だ。五反野駅の高架下にはスーパーや100円ショップが店を構えるほか、駅前にはさまざまな飲食店がある。駅北側には50店舗ほどが軒を連ねる商店街が続き、途中にはドラッグストアやスーパーも。また、駅から北へ20分弱も歩くと足立区役所があるのも何かと便利だろう。さらに北へ数分歩くと幹線道路の環七にぶつかり、大通り沿いには「ニトリ」をはじめディスカウントストアや家電量販店などの大型店舗も見える。
同額2位の北綾瀬駅は東京メトロ千代田線の終点駅。大手町駅や霞ケ関駅、表参道駅など都心部まで乗り換えずに行けるうえ、北綾瀬駅が始発駅のため通勤時間帯でも座って乗車できる点も魅力だろう。そんな北綾瀬駅前は現在、大規模な開発事業が進められている。すでに2021年~22年には駅の高架下と駅ビルを活用した商業施設「M’av北綾瀬Lieta(マーヴ北綾瀬リエッタ)」がオープン。駅舎も新しくなり、久しぶりに訪れた人は印象がガラリと変わったことに驚くかもしれない。現在は2024年度の完成を目指して、駅北口側に駅前広場とペデストリアンデッキの整備が進行中。同時期には大型商業施設も開業予定というから楽しみだ。

北綾瀬駅(写真/PIXTA)
ここまで見てきた3駅はいずれも足立区の駅だった。さらに同額2位の五反野駅と北綾瀬駅は、直線距離で2.4kmほど。1位の青井駅はその直線上のほぼ中間地点にあるという、近い範囲の駅がトップ3を飾る結果となった。4位以下はというと、足立区のほかに江戸川区、板橋区、練馬区、葛飾区の駅がランクイン。このトップ10はいずれも東京駅よりも北側にあり、5位・志村三丁目駅と7位・氷川台駅を除く8駅は東京23区のなかでも北東部に位置している。さらに言うと、その8駅は荒川よりも北側にある。「都内でも荒川を越えると中古マンションの価格相場がリーズナブルになる」という傾向は、シングル向け中古マンションに限ったことなのか? 続いて、「カップル・ファミリー向け」のランキングを見ていこう。
「カップル・ファミリー向け」ランキングの1位は、板橋区にある都営三田線・新高島平駅。価格相場は2780万円だった。2021年度の一日平均乗降人員は8235人で、これは都営三田線27駅のうち2番目に少なく、都営地下鉄計106駅の中でも3番目の少なさ。駅南側には高島平団地が広がり、駅北側も住宅地のため住民は多いのだが、電車を使って通勤や買い物に多くの人が訪れるような街ではないためかもしれない。

新高島平駅(写真/PIXTA)
1位・新高島平駅周辺には野鳥が訪れる自然林やバーベキュー場を備えた「赤塚公園」や、ポニーやモルモットとふれあえる「こども動物園 高島平分園」、東南アジアの熱帯雨林を再現した「熱帯環境植物館」があり、子どもがいるファミリーには魅力的な環境だろう。食料品の買い物には、駅前にある団地の1階部分を利用した昔ながらの商店街「ファミリー名店街」の青果店や鮮魚店、精肉店が活躍する。ただ、スーパーとなると1駅隣の高島平駅前に行く必要がある。高島平駅は今回の調査では価格相場3480万円で18位にランクインしており、駅前の商店は新高島平駅よりも充実している。こうした生活の便利さが価格差に表れたとも考えられる。とはいえ、新高島平駅~高島平駅間は歩いても10分ほどなので、自転車も活用すれば不便というほどではなさそうだ。

赤塚公園(写真/PIXTA)
2位は価格相場2789.5万円で、1位・新高島平駅から都営三田線で高島平駅と逆方面に1駅進んだ、西高島平駅がランクイン。新高島平駅とは徒歩10分ほどしか離れてないため、両駅の生活環境はほぼ同様だ。駅北側には物流倉庫街や都の浄水場の敷地が広がり、新高島平駅前にはちらほらとある飲食店も西高島平駅前には見当たらない。日ごろの買い物は、新高島平駅前の商店や2駅先の高島平駅前のスーパーが頼りとなるだろう。また、西高島平駅は都営三田線の最西端であり、始発駅ゆえに朝の混雑時間帯も沿線の神保町駅や大手町駅まで座って向かうことが可能だ。

西高島平駅(写真/PIXTA)
3位は足立区にある、日暮里・舎人ライナーの見沼代親水公園駅で価格相場は2941万円。日暮里・舎人ライナーは日暮里駅から北に向かってほぼ直線に延びる路線で、全13駅中の最北端が見沼代親水公園駅。さらにこの駅は東京23区内にある最北端の駅でもあるのだ。北に5分も歩けば都県境を越えて埼玉県に入り、もう1~2分ほど歩くとホームセンターに到着する。スーパーやフードコート、家電やファッションの売り場も併設されているので、あれこれとまとめ買いができそう。駅南側にも複数のスーパーやドラッグストアがあり、買い物には困らないだろう。あまり耳慣れない日暮里・舎人ライナーの沿線で、しかも最北端の駅だと聞くと、都心部まで遠そう……と思いきや、日暮里駅からJR線に乗り換えれば東京駅や新宿駅まで見沼代親水公園駅から50分ほどでたどり着ける。

見沼代親水公園駅(写真/PIXTA)
さて、トップ3には板橋区と足立区の駅が並んだが、4位以下はというと……。なんと4位~10位の8駅のうち6駅は足立区で残る2駅は葛飾区、つまりトップ10の全11駅中7駅は足立区という結果に。では、「シングル向け」のトップ10に見られた「都内でも荒川を越えると中古マンションの価格相場がリーズナブルになる」という傾向は、「カップル・ファミリー向け」にも当てはまるのか。地図を見てみると、トップ10の11駅のうち8駅は荒川の北側に位置していた。都心から遠くなる分、相場が安くなるのは当たり前のことでもあるが、今回の調査結果で言えば、23区内でリーズナブルな中古マンションを探す際は「シングル向け」「カップル・ファミリー向け」を問わずに「荒川越え」が一つの目安となると言えそうだ。
ちなみに、東京23区それぞれの区内で、最も安い駅はどこなのかも気になるところ。区ごとに「シングル向け」「カップル・ファミリー向け」ランキングで最も中古マンションの価格相場が安い駅も以下にピックアップしたので、住まい選びの参考にしてみてほしい。
20位以下のランキング
【シングル向け】

【カップル・ファミリー向け】

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