アロマで体感温度が下がるとはにわかには信じ難いが、いったいどのような方法なのか? アロマテラピーの普及と発展のために活動する、公益社団法人 日本アロマ環境協会(以下、AEAJ)の広報課主任・藤谷菜未さんに話を伺ったところ、「ペパーミントは、香りを嗅ぐだけで体感温度が4度も下がるという実験結果があります」とのこと。具体的にどのように使えば良いのか? 使い方を教えてもらった。
「ペパーミント精油(エッセンシャルオイル)入りのスプレーをつくり、室内にひと吹きすれば、ペパーミントの香りで体感温度をぐっと下げることができますよ。スプレーのつくり方は簡単で、ペパーミント精油(5滴)を無水エタノール(5ml)で溶かしてから、精製水(45ml)を加えて希釈するだけです。寝苦しい夜は、ティッシュに1~2プッシュ染み込ませて枕元に置くだけでも効果が期待できます」(藤谷さん)

【画像1】無水エタノールは薬局などで購入でき、精製水は水道水でも代用可能だ(写真撮影:奈古善晴)
もっと手軽に、室内全体に香りを行き届かせたいなら、扇風機と組み合わせるのがオススメと藤谷さん。
「扇風機の前面ガードに、ペパーミント精油を1~2滴染み込ませたリボンを結べば、室内にペパーミントの香りが広がるのでオススメです。もし、リボンを結ぶのが難しいようなら、扇風機の風があたる場所にイスなどを置いて、そこにリボンを結んでも効果が期待できます」

【画像2】ペパーミントの香りで涼しくなるのはもちろんだが、リボンがヒラヒラとそよぎ、見た目にも涼感アップが期待できそうだ(写真撮影:奈古善晴)
この方法なら簡単で、アロマ初心者でもすぐにでも始められそうだ。しかし、それ以前に難しいのは精油の選び方。今では100円ショップや雑貨屋、デパートなどいたるところで購入できるが、なかには天然でないものも含まれ、ブランドや値段もばらばら。購入の際は、なにを基準に選べば良いのだろうか。
藤谷さんによると、精油のパッケージに製品情報や使用上の注意を分かりやすく表示しているものを選ぶのも、ひとつの方法という。AEAJ公式サイトでは、『ブランド名』『品名(植物の名前・通称)』『学名』『抽出部分(部位)』『抽出方法』『生産国または原産国』『内容量』『発売元または輸入元』などが明記されたブランドをAEAJ表示基準適合認定精油ブランドリストとして掲載しているとのこと。精油選びに困ったときには参考にしよう。
手軽に涼感を得られるアロマ。すぐにでも始めたいところだが、使用するにあたって注意すべきことはあるのだろうか?
「ペパーミントの精油は無色ですが、種類によっては色がついている精油もあります。布などに使用する際は、シミになることもあるので注意してください。また、初心者の方やお子さん、高齢者の方がいらっしゃる場合は、最初から高い濃度にしてしまうと、気分が悪くなることもあるので、低い濃度から始めるといいですよ」
アロマテラピーとエアコン、扇風機などを上手に組み合わせると、節電にもなり、エアコンによる体調不良も防げるだろう。特に、エアコンによる冷えが気になる人にはぴったりだ。アロマで健康的に暑い夏を乗りきろう!
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