今年は暴風雨による被害が、立て続けに起きている。4月3日は爆弾低気圧と呼ばれる低気圧が、6月19日には台風4号が到来し、各地に被害をもたらした。そして今日も各地で大雨の予報が出ている。
日本損害保険協会の集計によると、4月の爆弾低気圧に伴う損害保険金の支払額は、5月31日の時点で587億円。そのうち住宅の補修をまかなう火災保険の支払いは9万件以上、金額は540億円となっている。これは風水害によるものとしては過去14番目の規模である。
これから本格的な夏を迎え、ゲリラ豪雨や台風の到来も多くなることだろう。大切な住居を守るためにも、これらの風水害に耐えるだけの対策はしっかりと施しておきたいところだ。
神奈川県平塚市のホームページによると、風水害の備えについてこのような案内がなされている。
・アンテナの支線を強化する。
・ベランダにある物干し竿や鉢植えなど飛ばされる危険のあるものは室内へ。
・雨戸が飛ばないよう補強する。また、雨戸のない窓は飛来物による破損が無いよう外側から板を張るなどの処置をする。
・プロパンガスのボンベの安全点検をする。
・商店などでは、看板の補強、自動販売機が固定されているか確認する。
・停電に備え、懐中電灯や携帯ラジオを準備しておく。
・断水に備え、飲料水を確保する。
・浸水の恐れがあるところでは、家財道具を高い場所へ移す。
・納屋や物置小屋などの危険物(農薬、塗料、殺虫剤など)の漏れ出しがないよう点検する。
・家庭の排水を控える(下水の処理能力を高めるための協力)。
また、All Aboutの「台風後に依頼の多い、緊急リフォーム集」という記事では、家の中で特に台風の被害を受けてしまう箇所をいくつか紹介していた。
1、屋根や雨戸
風の強い台風の翌日の依頼に多いのが、屋根板金や雨戸が強風によって、外れて飛んでしまったというもの。特に多いのが、スレート屋根の「棟板金」が強風で飛んでいったというケース。これらを防ぐためにも屋根はどんな材料で葺かれていても、10年以内おきに定期的に点検を受けることが必要。
2、屋根や外壁からくる雨漏り
台風時は「強い風」が巻き起こるので、外壁のような普段はかからない場所にも雨水が吹きつけられて雨漏りが起きる。これらを放置しておけば大切な構造部分を腐食させ、家の寿命を激減させることになるので、屋根と外壁の点検とメンテナンスは定期的にしっかりと行っておきたい。
3、雨どい
取り付け金物が緩んでいると、強い風ですぐ外れてしまう。雨どいは、建物にかかった雨水を集めて流すという大切な役割があり、この機能がきちんと働いていないと、外壁や基礎・土台まわりの腐食を早める原因になってしまうので、外壁塗装工事などのときに一緒にメンテナンスしてもらうのがいい。
とはいえ、ニュースでも報じられるように、いざ暴風雨が迫ってきてからは、家の外に出るのは控えるべし。ましてや屋根に上るのは命の危険がある。暴風雨に備えての事前メンテナンスが重要ではあるが、壊れやすい部分でもあるので、暴風雨が起きたあとは、チェックしておいたほうが良さそうだ。
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