家電コーナーから扇風機がなくなるほど爆発的に売れた去年の夏。原発事故による電力不足からエアコンより電力量の少ない扇風機に人気が集中したのが理由だが、今年はどうだろう。ビックカメラ有楽町店の家電売り場を取材した。
「今年のトレンドはDC扇風機です」と説明してくれたのはビックカメラ有楽町店家電コーナー主任の小林直輝さん(以下同)。昨年は扇風機なら何でも売れたそうだが、今年は節電性能の高いものが売れているという。
このDCモーターは低速で回転できる直流モーターで、従来の一般的な扇風機に搭載されたACモーターに比べ節電効果が高く、音も静かというすぐれもの。通常の扇風機なら44WのところDCモーター搭載の扇風機なら17Wと60%も節電されるのだ。DC扇風機は各メーカーで開発されており、10枚羽、空気清浄機能、温度センサー機能、充電機能などが付加され、商品ラインナップが多彩。
ちなみに、同店舗での売れ筋ランキング1位はシャープ製のPF-ETC1。価格は4万円(税込)と高額だが、プラズマクラスター付きで除菌、消臭、保湿効果もあり人気。2位は同じくシャープ製のPJ-B3CXH。32段階の風力微調整ができデザインは従来タイプで2万5000円(税込)。3位は東芝製のF-DLP200型。室温温度が液晶で表示され、室内温度にあわせて風力が自動調整されるセンサー付きで、価格は2万7700円(税込)だ。
「DC扇風機は2万円~4万円くらい。羽の数が多く優しい風が送れるし、音が静か。去年あわてて買ったけどモーターの音が大きいなど満足できなかった人のニーズも高いです」(同)
続いて特徴的な扇風機も紹介しよう。
羽が9枚と5枚の2重になっているのが特徴のバルミューダ製扇風機「Greenfan2」。二重構造にすることでふわっとシャワーのような風がつくれ、しかもその風が10m先まで届く超パワー性能だ。風にあたっている感じがしないので、扇風機が苦手という方にもお勧め。このバルミューダデザインの価格は3万4800円(税込)。
また、サーキュレーターとしても使えるシャープ製のPJ-B2CSの価格は2万2000円(税込)。左右の首振りに加え、上にも90度首が振れ、真上に向くことが出来るのが特徴(3Dターン)。立体的に風を送れるのでエアコンとの併用で空気を撹拌できる。また2kgと軽量で持ち運びしやすいのもメリット。
そして、TVのCMで脚光を浴びたのがダイソン社製の羽なし扇風機。価格は3万5000円~で、温風が出て冬にも使えるタイプもある。「節電タイプではありませんが、デザイン重視の方や、お子さんのいる家庭で安全だからと指名買いされる方が多いです」
DC扇風機は高額だが、従来のACモーター扇風機は1500~2000円くらいから購入でき、種類も豊富だ。エアコンに比べ省エネ効果にすぐれた扇風機。今年の夏を乗り切るために、あなたはどれを選ぶ?
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