1991年、雲仙普賢岳で火砕流が発生した日にちなみ、6月3日は「雲仙普賢岳祈りの日」とされている。長崎県では21年の歳月が流れた現在でも、約1000本の追悼キャンドルを灯す行事を開催。これは、噴火を知らない子どもたちに災害を語り継ぐといった目的もあるようだ。
そんな噴火の脅威は日本各地にどのくらいあるのか、気象庁のホームページに詳しい情報が掲載されている。
「以前は過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山を活火山としてきました。しかし、長期にわたって活動を休止した後に活動を再開した事例もあり、近年の火山学の発展に伴い過去1万年間の噴火履歴で活火山を定義するのが適当であるとの認識が国際的にも一般的になりつつあることから、2003 (平成15)年1月に火山噴火予知連絡会は『概ね1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山』を活火山と定義し直しました。当初、活火山の数は 108でしたが、2011(平成23)年にはさらに2火山が選定され、現在の活火山の数は全国で110となっています」
ちなみに305年前に大噴火を起こした富士山もまた活火山である。長年、富士火山帯の研究に取り組んでいる琉球大学の木村政昭名誉教授のホームページには「長い間活動する期間と休む期間があり、現在はその休止期に当たります」とあるが、ここ最近は活動の兆し“噴火の目”が見られるよう。
「地震の場合は目が現れたら30年を加えると本震の発生時期と想定できます。本火山の場合は、それにさらに5年加えると現実の噴火時期と一致するだろうと考察しました。これは噴火口下の微小地震活動の時差から算出したものです」
と、周期についての説明も。この仮定に基づいた試算によれば「噴火は2011±4年と試算されます」と記載されている。
もちろんこれは可能性のひとつ。富士山に限らず、北海道駒ケ岳や阿蘇山、桜島など、先ほど紹介したように日本には110の危険が確認されている。何百年、何万年に一度の噴火であろうと、防災を心がけるに越したことはない。
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