戦国時代は北条氏の城下町として、江戸時代には東海道の宿場町「小田原宿」として古くからその名を記す小田原。箱根への表玄関としても有名で、昨今は箱根駅伝の山登り5区への中継所があることでも、全国区になっている。
小田原市役所によると、現在、JR小田原駅から定期券で都内に新幹線通勤している人は約3000人という。 新幹線なら東京駅まで36分。加えて、JRも小田急小田原線も小田原駅始発の電車が多く、毎朝座って通勤できるので、通勤が快適という意見も多いそうだ。
パティスリー プティタプティの最寄り駅は小田急小田原線の螢田駅。このあたりは富士山の東南麓を源流とする酒匂川と箱根の明神ヶ岳付近を源流とする狩川が合流する三角州のような地形で、駅名が示すとおり、古くからホタルの名所として知られている。
スイーツ番長(以下、番長)「なんともかわいらしい、美味しそうで思わず笑みがこぼれる、そんなケーキがたくさん並んでいますね。」
豊岡敬子シェフ(以下、豊岡)「ありがとうございます。“Petit a Petit”はフランス語で“少しずつ”という意味です。皆で焦らず、一歩一歩前進し、お客様から笑顔を頂ける真心いっぱいのケーキ屋さんになるように、という気持ちを込めました。」
番長「可愛らしさの中に優しさもあって、食べちゃうのが申し訳ないぐらい。でも食べたら美味しいですけ
豊岡「2009年に県道の富士見大橋が開通したおかげで、遠方からのアクセスもよくなりました。おかげで、タウン誌や情報誌、インターネットなどがきっかけで、地元以外のお客様もわざわざお越しいただいて、とてもうれしいですね。」
番長「お店はオープンしてどれくらいなのですか?」
豊岡「以前、ここは“メロウレジェンド”という老舗パティスリーで、私はそこでパティシエをしていました。南足柄市にメロウレジェンドが移転するのを機に、この場所を譲っていただいて、2008年8月にオープンいたしました。それから、小さな子どもたちにももっとケーキで笑顔になってほしいと思い、オモチャみたいに可愛いケーキをつくり始めたのです。」
番長「ではかなり前からこの場所でケーキをつくっていたのですね。当時と比べて地元のお客さんに変化はありますか?」
豊岡「小田原駅からは新幹線や小田急ロマンスカーで座って都心に通勤ができるので、最近は集合住宅などが増えて、他所から移り住んで来られる方も見受けられます。ちいさなお子様連れのお客さんが多くなりましたね。昔は内陸部はメーカーなど工場もありましたが、今は大型ショッピングモールやロードサイドレストランが街道沿いにできたりと、マイカーで行動する方も増え、お車で来られる方も多いです。」
番長「豊岡シェフは生まれも小田原だそうですが、地元っ子としてズバリ小田原の魅力はなんですか?」豊岡「海の幸やミカンや梅、桜など実りある自然環境です。いつかそんな地元でレストランを開いて、地元の素材でデザートをつくるのが夢ですね!」
●ひよこのマーチ(380円)
●マロンでロマン(380円)
●ロールケーキ(カット140円~、1本1400円~)
シェフお気に入りスポット 「曽我別所梅林」
小田原城などの名所名跡が市内には多い。曽我別所梅林は3万5000本の梅が咲き誇る関東屈指の梅林で、毎年シーズンには梅まつりが催され、多くの花見客が訪れる。
「富士山を借景にした白梅紅梅と花の香りは最高です。」と豊岡シェフ
曽我別所梅まつり観光協会
HP:http://soganosato.com/
豊岡敬子シェフProfile
小田原市出身。神奈川県内のパティスリー、リゾートホテル、レストランなどで経験を積み、市内の老舗メロウレジェンドでパティシエを務め、2008年にプティタプティをオープン。開業以来、趣味のゴルフができないほどに毎日お菓子づくりに励んでいる。夫は現役フレンチシェフ。夫妻で地元にレストランを出すのが夢だそう。
ShopData
pâtisserie Petit Petit(パティスリー プティ タ プティ)
神奈川県小田原市蓮正寺133-1-103
Tel.0465-37-8580
営業時間10:00~19:00
月曜日定休(祝日の場合は翌火曜)
小田急小田原線螢田駅より徒歩7分 駐車場有り
HP:http://www.patisserie-pp.jp/
ライトブルーを基調とした店舗。女性パティシエならではの見た目やネーミングの可愛いスイーツが並び、そのどれもが愛情込めてつくられていて真面目な美味しさ。焼き菓子も約20種あり、犬用の「わんちゃんクッキー」なども。
(取材、著、写真:スイーツ番長 / 取材、データ記事:蓮沼ちひろ)
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