猛暑が続いていますが、家庭でも15%の節電が求められている今、冷房に頼りきっていた夏とはサヨナラ。まずはエアコンを消して、扇風機にうちわ、水シャワーにかき氷……。それでも暑いなら、窓にオーニング(日除け)を付けて陽射しを遮る作戦はいかがですか?
ヨーロッパでは、陽射しが強くなるとホテルやアパートにオーニングが次々増えますが、日本では洋菓子屋さんやオープンカフェでたまに見かける程度で、一般住宅では外観のアクセントとして使われている印象があります。日本オーニング協会によると、窓にオーニングを取り付けるとエアコン効率が格段にアップするそうです。太陽光線が射し込む部屋(窓ガラスのみ)のエアコンの稼働率を100%とした場合、カーテンやブラインドを付けた部屋が74%、オーニングを設置した部屋が33%というデータが発表されています。オーニングで冷暖房費を1/3に節約できるなら、付けない手はないかもしれませんね?!
「オーニングの問い合わせは確実に増えていて、節電思考の高まりを実感しています」というのはLIXIL広報部の安食さん。同社のオーニングは、壁付けタイプとどこにでも取り付けられる独立タイプ、操作はリモコン式、電動式、手動式があるほか、カラーや材質、デザインも豊富なバリエーションから選べます。おすすめの使い方をたずねると
「オーニングを張り出すと日陰ができ、そこに新たな空間が生まれますので、その空間でくつろいだり、ちょっとした趣味を楽しむスペースにしてみたり、空間を有効活用していただくといいと思います」
LIXIL(トステム)のオーニング本体価格は18万600円~(彩樹B型:幅3.7m、スクリーン長さ2.2m、手動式の場合。消費税、施工料は別途)。窓辺や外観をお洒落に演出しながら、日除け、省エネ、さらにフローリングや家具の日やけを防ぎ、プライバシーを守るメリットもあります。気を付ける点は
「お住まいの地域の気候などにもよりますが、やはり5年~10年を目安に一度メンテナンスをおすすめいたします。また、雨の日にオーニングを使用した場合は、翌日など天気の良い日に一度乾かす意味でオーニングを張り出していただくと良いですね」
とのこと。アウトドアリビングとして小さな子どもやペットを強い陽射しから守りながら遊ばせることもできます。
オーニングの下でランチやティータイムを楽しめば、ちょっとした南フランスのリゾート気分。サンホームの展示場のオーニング&テラスまわり(写真)の価格は次のとおり。このように工務店などに依頼すると、外観や住む人の好み、目的に合わせて、オーダーメイド感覚でトータルコーディネートしてくれます。提案の一例として、参考にしてみては。
●オーニング&テラスまわりの価格
(富谷町大清水展示場)
テラス:ココマ・サイドスルー腰壁タイプ(TOEX)…38万5000円
※6尺出幅×2間
内部日除け…………………………………………………………………5万8000円
立上がりブロック工事(ニューひたち、エスビック)………………6万5000円
土間タイル工事(カスティージュ300角)…………………………15万7500円
合計66万5500円
消費税込価格69万8775円(施工料含む)
「内部日除けは手動で開いたり閉じたりできるタイプです。オーニングは、外観や使い勝手、予算に合わせて商品を選んでトータルでご提案しています。布の部分は小雨程度なら雨よけになりますが強風に弱いため、外出時は閉じて収納することをおすすめします」とサンホーム住宅事業部の大宮さんは話す。
「日除けの役割をもつ商品には、昔ながらのすだれやよしずもありますし、車のスモークガラスのように窓ガラスに貼る『貼るブラインド』、昨年爆発的に売れた園芸用の遮光ネットを利用する方法もあります。緑のカーテンを作れるゴーヤの種なども売れています。エアコンを控えることを考えて網戸の張り替えを希望される方も多いです。オーニング風のものは、物干しの根っこと柵などに結ぶタイプ、立てかけるタイプ、突っ張りタイプなどがあります」と教えてくれたのは、ダイシン長町店店長の山田さん。日除け商品は1000円以下からあり、巻きあげ器や専用金具などを一緒に購入しても2000円~3000円程度です。
店頭のラックで販売されていたのが、タカショー クールシェードの「シェードオーニング」。紫外線を85%~90%カットし、シェード内側の気温は約5度下がるそう。幅2m×長さ2.4mタイプが2980円より(ダイシン長町店の場合、6月現在)。はとめに付属の取り付けひもを通して結ぶだけで設置も簡単(取り付け場所に合わせて別売の専用取付金具を使うとよりしっかり固定できます)。お手軽価格だがワンシーズンのみでなく3年保証で、汚れても水洗いができます。
我が家がフランスのカフェ風にお洒落に変身、美肌の大敵、紫外線を気にする必要もなし。リビングの窓を開放して、オーニングの下、オープンリビングで家族や友人とビアパーティーを楽しむのも良さそうです。メーカー商品から選ぶ、工務店に依頼する、ホームセンターで買って自分で取り付ける方法を紹介しましたが、自分に合った方法でオーニングを採り入れてみてはいかがでしょうか。
【取材協力】
■LIXIL
URL:http://www.lixil.co.jp/
■サンホーム
URL:http://www.s-sunhome.jp/
■ダイシン長町店
URL:http://diy-daishin.co.jp/
SUUMO住まいのお役立ち記事